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モジュールを製造しているメーカー一覧

目次

タッチパネルに液晶などのディスプレイ・コントローラー・センサーを一体化させた「モジュール」と呼ばれている形態で提供に対応しているメーカーを紹介します。このサイトで紹介している産業用タッチパネルメーカーのなかで、対応しているのは以下の7社です。(2023年3月調査時点)

Apex Material Technology(AMT)

AMTのタッチパネルモジュール

投影型静電容量式タッチパネルまたは抵抗膜式タッチパネルに対応したタッチ スクリーン ディスプレイ ソリューションを提供。
AMTのタッチパネルモジュールは、PenMount タッチ コントローラー、ファームウェア、ドライバ、LCD パネル、ボンディング サービスを含み、すべての接着工程を自社工場で行っています。ワンストップサービスによって、柔軟で効率的、迅速なプロジェクトの実現が可能です。

対応方式 抵抗膜方式、静電容量方式
Apex Material
Technologyとは
タッチパネルハードウェアからコントローラーソフトウェアのカスタマイズサービスまで、多様なサービスを提供するタッチパネルメーカーです。タッチパネルとコントローラーの両方を提供する有数の企業として広く知られています。
所在地 No. 84, WuXun Street, Anle District, Keelung City 204006, Taiwan R.O.C.
問合せ先 +886) 2-2430-2666

AMTのタッチパネルモジュールについて
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ディ・エム・シー(DMC)

ディ・エム・シー(DMC)のタッチパネルモジュール

タッチパネル/LCD(液晶)のシンプルセットをはじめ、タッチパネル/LCD/映像処理ボード、タッチパネル/LCD/映像処理ボード/板金シャーシのベーシックセットなど、それぞれシリーズを展開。目的や用途によって選べ、カスタマイズも可能です。
例えば、静電容量方式タッチパネルには柔軟性のあるアクリルを採用し、低コストで耐久性・加工性に優れたタッチパネルモジュールを実現。 タッチパネル/LCD/映像処理ボード/板金シャーシのベーシックセットでは、シャーシをモジュール内に組み込むことで、組み立て効率を高められます。

対応方式 抵抗膜方式、静電容量方式
ディ・エム・シー(DMC)とは 多品種少量生産、長期安定供給第一のビジネスモデルを貫き、ユーザーのさまざまなニーズに応えてきた、タッチパネル専門のメーカーです。耐環境性能・互換性・長期供給・品質担保・コストを重視。幅広い産業分野で培ったタッチパネルセンサーと表示器の豊富な実績をもとに、新製品の開発や販路拡大へとつなげています。
所在地 東京都港区高輪2-18-10 高輪泉岳寺前ビル11F
問合せ先 03-6721-6731(国内営業/販売企画)

ディ・エム・シーのタッチパネルモジュール
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グンゼ

グンゼのタッチパネルモジュール

静電容量方式タッチパネルと液晶ディスプレイを貼り合せたシンプルな構成で、産業用途に好適。FA機器・公共端末・医療用途などに使われています。7~21.5インチの中・小型のモジュールと、最大65インチまで対応できる大型タッチパネルモジュールを提供しています。
モジュールの大型化には、グンゼ独自のマテリアル技術を反映。ITOフィルムを低抵抗化し、大型化を成功させました。なお、グンゼのITOフィルムは、透明性も特徴です。

対応方式 静電容量方式
グンゼとは アパレル製品関連素材の開発・製造をきっかけに、電子部品事業にもビジネスの裾野を広げたメーカーです。独自開発のITOフィルムにより、大型でも視認性に優れたタッチパネルを作れることを強みとしています。
所在地 京都府綾部市青野町膳所1
問合せ先 https://www.gunze.co.jp/denzai/support/

グンゼのタッチパネルモジュールについて
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富士通コンポーネント

富士通コンポーネントのタッチパネルモジュール

4線式抵抗膜式と、投影型静電容量式のタッチパネル付液晶モジュールを展開。モジュールのサイズは4.3~21.5インチで、中小型のディスプレイサイズといえます。射出成形機、工作機械・医療機器・POS端末・検査装置などに設置される端末に使われています。
タッチパネルとしては、同社は抵抗膜式・投影型静電容量式を提供中です。抵抗膜式は5線式・7線式で、7線式には同社の独自方式が採用されています。開発抗菌・抗ウイルス機能付のものもあります。投影型静電容量式は、加飾ガラスなどのカスタマイズが可能です。

対応方式 抵抗膜方式、静電容量方式
富士通コンポーネントとは タッチパネルやリレーなど、各種電子部品の製造および販売を行っているメーカーです。しなの富士通をはじめとする国内拠点はもちろん、海外にも開発・製造の拠点を設けており、電子部品事業をグローバルに展開しています。
所在地 東京都品川区東品川4-12-4 品川シーサイドパークタワー
問合せ先 03-3450-1601(代表)

富士通コンポーネントのタッチパネルモジュール
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タッチパネル研究所

タッチパネル研究所のタッチパネルモジュール

抵抗膜式と投影型静電容量方式のタッチパネルモジュールを提供しています。静電容量方式のモジュールは防水防塵対応品で、サイズは10.4~17インチです。また、抵抗膜式は4.3~15インチです。
抵抗膜式と投影型静電容量方式は、いずれもノンフレーム化が可能です。ノンフレームにすると外観がすっきりし、デバイスの小型化が可能なため省スペース化にもつながります。複数のモジュールを並べた際の隙間を小さくできる、没入感を高められるといった点も、ノンフレームのメリットです。

対応方式 抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式、超音波表面弾性波方式
タッチパネル研究所とは 「タッチパネルに関しては何でも」を社是に掲げるタッチパネル研究所。各種産業用タッチパネルの製造販売および輸入販売を行います。開発者目線の対応に強みを持っており、案件ごとに合わせた柔軟な対応で顧客をサポートしています。
所在地 東京都八王子市散田町5-27-19
問合せ先 042-666-6686

タッチパネル研究所のタッチパネルモジュール
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NISSHA

NISSHAのタッチパネルモジュール

光学特性に優れたCOP(シクロオレフィンポリマー)フィルム基材を採用した、タッチパネルモジュールを提供します。フィルム基材の両面をエッチング加工することで、2枚のフィルムを使う構造よりもタッチパネルモジュールを薄膜化できました。
柔軟なフィルム状のタッチパネルは、最終製品に実装できる形状に加工可能です。デザイン性にこだわったフィルムも同時に実装できるため、意匠性に優れたタッチパネルモジュールを提供できます。

対応方式 静電容量方式
NISSHAとは 印刷技術を応用して事業を多角化させたタッチパネルメーカー。今では「産業資材事業」「デバイス事業」「メディカルテクノロジー事業」の3事業をメインにグローバル展開している企業です。独自技術を駆使し、時代のニーズに合わせた自主製品を開発・製造・販売しています。
所在地 京都府京都市中京区壬生花井町3
問合せ先 075-811-8111(大代表)

NISSHAのタッチパネルモジュールについて
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ぺんてる

ぺんてるのタッチパネルモジュール

ぺんてるでは、静電容量方式の液晶タッチパネルフラットプラス+搭載の液晶タッチパネルを提供しています。
鍵や指輪、工具類で引っ掻いても傷がつきにくい耐傷性をもつ、産業用タッチパネル。また、水滴耐性や薬品耐性、異物への耐性を持っていることから、手入れがしやすくなっているのも特長。アーケードゲーム機やKiosk端末、券売機などの用途に向いています。

対応方式 静電容量方式
ぺんてるとは 入力機器や映像機器、タッチパネルなどの開発・設計・製造・販売・保守を一貫して手がけているメーカーです。「お客様がお使いになって喜んでいただく良い品質の製品を作る」をスローガンに、徹底した品質管理を行っています。
所在地 埼玉県草加市吉町4-1-8
問合せ先 048-928-7912(直通)

ぺんてるのタッチパネルモジュールについて
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総合力で選ぶ
産業用タッチパネルメーカー3
製造・建設などの現場向け
ディ・エム・シー
ディ・エム・シー
引用元URL:株式会社ディ・エム・シー公式サイト(https://www.dush.co.jp/product/touchscreen/)
特徴

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。

たとえば
  • 工場FA機器
  • 重機
  • 屋外標識
  • 倉庫用ロボット
  • など

アミューズメント・広告向け
グンゼ
グンゼ
引用元:グンゼ株式会社公式サイト(https://www.gunze.co.jp/denzai/)
特徴

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。

たとえば
  • サイネージ
  • フロアガイド
  • アーケードゲーム

など

医療・食品産業向け
FCLコンポーネント
FCLコンポーネント(旧富士通コンポーネント)株式会社
引用元:公式サイト(https://www.fcl.fujitsu.com/products/touch-panels/)
特徴

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現

たとえば
  • 検査機器
  • 臨床現場
  • 美容成形

など

【選定条件】
2023年1月20日時点で「産業用 タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー:耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ:最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント:抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。