医療では多様なシーンでタッチパネルが活用されています。ここでは、診察室や検査機器、医療機器など、医療用タッチパネルの活用事例を紹介します。
診察室
電子カルテ
診察室で使用される電子カルテにはタッチパネルが利用されています。電子カルテなら、再診時に振り返りやすい診療記録として、正確で解りやすいインフォームドコンセントを実現可能。病状・症状などを患者さんに理解しやすく説明し、患者毎に異なる症状を描いたスケッチを診療記録として残す事ができます。
患者さんへの説明用モニター
病状の説明用モニターとしてもタッチパネルは活用されています。タッチパネルを使うことにより、症状のポイントをわかりやすく説明することが可能。キーボードやマウスを置く場所が無くても入力作業ができるので、省スペースな環境でも利用でき、直感的に絵を描くこともできます。
検査機器
CT・レントゲン装置
病院で使用される様々なレントゲン装置にも、タッチパネルは搭載されています。撮影モードの選択や、レントゲン画像の拡大縮小、また画像への書き込みなど、様々なオペレーションをタッチパネルによって直感的に行うことが可能です。 静電容量方式であれば、高い透過率でレントゲン写真などをくっきりした表示で見ることができ、ピンチ操作による直感的な画像の拡大縮小も可能です。
分析機器
化学成分の解析や、分離方法の確立を研究する分析化学分野でも、タッチパネルは活用されています。分析科学では、正確な試料の見積と判断は、現状を把握するために必要不可欠。独自開発のタッチパネルコントローラなら、現場で求められる精度の高いタッチ検出を、環境ごとに行うことができます。また精密な実験において、手袋の厚みに合わせた感度調整を、使用する環境に合わせることもできます。
電子顕微鏡
電子を利用して観察対象を拡大する電子顕微鏡にも、タッチパネルが活用されています。拡大画像を見ながら、位置や倍率をタッチパネルで指定したり、ピントを合わせたり、スマートフォンのようにスムーズで直感的な操作が可能です。
医療機器
手術室などの医療用モニター
医師や看護師が使用する手術室などの医療用モニターには、表面がガラスで薬品等がついても故障の原因にならない、投影型静電容量タッチパネルがおすすめです。
画像や動画への指示や所見の書き込みまで、手術業務の向上を実現可能。症状のポイントをわかりやすく説明することで術者への教育や、患者の顧客満足度の向上を支援することができます。
人工透析装置
人工透析装置では、手袋をしたままでの操作や清掃性が必要不可欠です。表面がガラスのタッチパネルを使うことで、衛生面・メンテナンス性を両立することが可能。水分・油分を弾き、汚れの染み込みもありません。耐久性が高く、フラットサーフェースで汚れたらさっと拭くだけ等お手入れがしやすい種類がおすすめです。
そのほか
タッチパネルは、医療現場以外にもさまざまな場所で活用されています。院内スタッフが使用する操作用端末、来院者が利用する診察受付端末など、医療分野のアプリケーション向けに多様なタッチソリューションが見られます。
- コピー機やビル内の自販機などオフィス関連のタッチパネル活用例を見る
- ATMやPOSシステムなど店舗・サービス分野のタッチパネル活用例を見る
- カーナビや券売機など鉄道・自動車分野のタッチパネル活用例を見る
- FA生産設備・操作表示機など製造・工場関連のタッチパネル活用例を見る
- カラオケ機器など公共施設・娯楽施設分野のタッチパネル活用例を見る
産業用タッチパネルメーカー3社
耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。
- 工場FA機器
- 重機
- 屋外標識
- 倉庫用ロボット
など
高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。
- サイネージ
- フロアガイド
- アーケードゲーム
など
抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現。
- 検査機器
- 臨床現場
- 美容成形
など