液晶ディスプレイにCPUやMCU、MPUを接続するインターフェースには、いくつもの種類があります。データ転送の測定値である通信帯域幅(BW)に差が出てくるので、表示に違いが生まれます。
代表的なインターフェイス
インターフェース(インターフェイス)には、データ転送の仕方と接続口の違いから、大きく「パラレルインターフェース」と「シリアルインターフェース」の2種類に分けられます。
【パラレルインターフェース】
- MCUインターフェース
- パラレルRGB
【シリアルインターフェース】
- SPI
- I²C(IICまたはI2C)
- シリアルRGB
- LVDS
- MIPI
上記の種類があり、パラレルインターフェースは複数の信号を並行して転送できるもの、シリアルインターフェースは複数の信号を順番に直列で転送するものを指します。
MCU インターフェイス
データバス(データを送受信できる伝送路)経由で、制御バス信号に沿ってデータ表示を行う方法です。通信帯域幅は液晶ディスプレイと生データの間にあるICドライバの起動速度で変わります。シンプルであることがメリットですが、RAMを必要とすることや速度に制限があることがデメリットに挙げられます。
パラレル RGB
高解像度の液晶ディスプレイに使われることの多いインターフェースで、RGBそれぞれのデータを直接LCDに高速で書き込めます。通常RGBデータを書き込む際にはGRAMが必要ですが、パラレルインターフェースでは必要としないことがメリットですが、MCUインターフェースよりも複雑でデータワイヤが必要になることやLCDの制御も複雑になってしまうことがデメリットです。
SPI
制御をつかさどるマスター機と制御の下で稼働するスレーブ機のあるマスタースレーブベースのインターフェースです。4本のワイヤが含まれており、それぞれSCLK(マスターからの出力)、MOSI(マスターからの出力)、MISO(スレーブからの出力)、SS(スレーブの選択)の役割があります。
I²C
IICやI2Cとも表記されるI²Cは、データバスの形式のことで、複数のマスター機とスレーブ機を直列でつなぐことができます。シリアルクロックワイヤ(SCL)、シリアルデータおよびアドレスワイヤ(SDA)の2つの接続があるのが特徴です。
シリアル RGB
RGBのデータを先頭から順番に転送して表示する形式です。
LVDS
安価なのが特徴のLVDSインターフェース。ツイストペア銅ケーブルを用いているため、高速かつ低電力で稼働するのがメリットです。多くのデータ通信で使われています。
MIPI
MIPIはモバイルインダストリープロセッサーインターフェースのことで、モバイルデバイスのコスト削減を目的としているもので、人気が出てきているのが特徴です。
産業用タッチパネルメーカー3社

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。
- 工場FA機器
- 重機
- 屋外標識
- 倉庫用ロボット
など

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。
- サイネージ
- フロアガイド
- アーケードゲーム
など

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現。
- 検査機器
- 臨床現場
- 美容成形
など
2023年1月20日時点で「産業用 タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー:耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ:最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント:抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。