航空

タッチパネルの技術は、航空業界でも活用されています。ここでは、空港や飛行機などでタッチパネルがどのように活用されているのか、事例をピックアップして紹介。タッチパネルの導入を検討している方は、参考にしてください。

空港

チェックイン機

空港内に設置されている自動チェックイン機は、チェックインカウンターに並ぶことなく、タッチパネル操作で搭乗手続きをスムーズに行える便利な設備です。航空会社のなかには、感染症予防対策として非接触化を実現した自動チェックイン機を導入しているところも。チェックイン機にタッチレスセンサを取り付けることで、タッチパネルに直接触れることなく、搭乗手続きや手荷物タグを発行できる仕組みになっています。

感染症によって旅客数が大幅に減少した航空業界では、安全対策が今まで以上に重要視されているため、非接触化のように安心して利用できるタッチパネル技術の需要は今後さらに高まっていくことでしょう。

観光案内タッチパネル

空港では日本人だけでなく外国人観光客への対応も求められ、外国語を話せる人材の確保も必要です。国内の空港のなかにはロビーに多言語対応のタッチパネルを設置し、タッチパネル上で空港のフロア図や搭乗手続きの流れ、空港発着のバス路線などの情報を調べられるようにしているところも。インバウンド需要の回復に伴い、訪日客の利便性の向上と業務の効率化は空港が考えるべき課題となるため、多言語対応のタッチパネルを導入する空港はさらに増えていきそうです。

免税店

インバウンド消費のうち高い比率を占めるのが買物代で、空港内の免税店においてもお土産を購入する外国人観光客で賑わっています。お土産として人気の高い菓子類をまとめ買いする外国人観光客で店内が混雑するのを防ごうと、専用のタッチパネル端末を設置しているところも。設置している免税店では、タッチパネル端末で購入したいお菓子を注文でき、支払い後に袋に入った状態の商品を受け取る方式が採用されています。

タッチパネルに表示された商品画像を見ながらゆっくりと検討できるので、利用する旅行客にとっても利便性の高い取り組みと言えるでしょう。

ステンドグラス見学タッチパネル

空港の創立記念事業として制作されたステンドグラスを画像で鑑賞できるように、空港内にタッチパネルを導入した事例もあります。タッチパネルを操作することで、地元に伝わる神話の世界を描いたステンドグラスを拡大・縮小しながら鑑賞することが可能。また、タッチパネル上で神話のゆかりの地や神社の情報も確認できるようになっており、観光客に県内の観光地をPRするツールとしても活用されています。

そのほか

より快適で充実した国内線の旅を提供するために、国内の航空会社が国内線主力機のプレミアムクラス・普通席全席にタッチパネル式パーソナルモニター付きの新シートを導入した事例も。普通席に装着されたパーソナルモニターは当時の国内線普通席では最大となる11.6インチのもので、機内Wi-Fiを使ってビデオ番組やオーディオ番組、電子書籍などのコンテンツを高画質で楽しめるようになっています。

タッチパネルの操作性にもこだわっているほか、どのような体格の方でも見やすい角度に設定されているのが特徴です。

産業用タッチパネルメーカー
一覧を見る

総合力で選ぶ
産業用タッチパネルメーカー3社

製造・建設などの現場向け

ディ・エム・シー

引用元URL：株式会社ディ・エム・シー公式サイト（https://www.dush.co.jp/product/touchscreen/）

特徴

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。

たとえば

• 工場FA機器
• 重機
• 屋外標識
• 倉庫用ロボット

など

DMCの屋外装置向け
タッチパネルを見る(公式サイト）

DMCの製造現場向け
タッチパネルを見る(公式サイト）

アミューズメント・広告向け

グンゼ

引用元：グンゼ株式会社公式サイト（https://www.gunze.co.jp/denzai/）

特徴

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。

たとえば

• サイネージ
• フロアガイド
• アーケードゲーム

など

グンゼの組込型タッチモニターの
詳細を公式サイトで見る

グンゼの公式サイトから
問い合わせる

医療・食品産業向け

FCLコンポーネント

引用元：公式サイト（https://www.fcl.fujitsu.com/products/touch-panels/）

特徴

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現。

たとえば

• 検査機器
• 臨床現場
• 美容成形

など

FCLコンポーネントの
5線式・7線式タッチパネルの
詳細を公式サイトで見る

FCLコンポーネントの
公式サイトから問い合わせる

【選定条件】
2023年1月20日時点で「産業用　タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー：耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ：最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント：抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。