見極めるべきは総合力!タチパネNavi » タッチパネルの課題・トラブルと解決法

産業用タッチパネルのトラブル事例

目次

産業用タッチパネルで発生するトラブルとして、代表的なものに「手袋を付けているとタッチパネルが反応しない」、「光が反射して画面が見づらい」、「タッチしたはずなのに誤作動してしまった」などが挙げられます。産業用に限らず、身近な存在となったスマートフォンやタブレットのようなタッチパネルの端末でも同様のトラブルは起こり得ますので、実感としてよく分かるという人も多いのではないでしょうか?

ここではトラブルの例や課題を7つに分類し、それぞれどういったシチュエーションで起こるのか、どのように対処したらよいのかについて詳しく解説していきます。

産業用タッチパネルが誤作動を起こす

産業用タッチパネルが誤動作を起こしてしまう要因はいくつかありますが、主に「ノイズの影響を受けている」、「使用する環境と採用すべき方式が合っていない」、「爪先などの狭い部分でタッチしている」といった事象が関係していると言えます。ここではこの3つの観点から、誤作動が起きる原因について説明していきます。また、ノイズが心配されがちな静電容量方式について、誤作動を起こしにくい製品の特徴もご覧ください。

タッチパネルが誤作動する原因と
解決法を見る

タッチパネルの画面が見えにくい

「スマホの画面に光が反射して見づらい」と感じたことのある人も多いのではないでしょうか。産業用タッチパネルも同様に、設置する場所によっては画面が見えにくくなることがあります。その理由としては「反射率が高い」、「汚れや傷がある」、「タッチパネルを使う人数とタッチパネルの大きさが合っていない」といった原因が想定されます。

ここでは、タッチパネルの画面の見えにくさの原因を踏まえ、アンチグレア加工や反射防止フィルムの貼り付けなどの対策を解説していきます。

タッチパネルが見えにくい要因と
その対策を確認する

タッチパネルの画面が暗いと感じる

産業用タッチパネルの画面の明るさを測る数値としては、「輝度」や「照度」、「透過率」といった尺度があります。単に「画面が暗い」といってもその理由はひとつではありません。また、通常は問題なく使えていても、外光の明るさで、一時的にタッチパネルが見えにくくなっている場合もあります。

ここでは輝度・照度・透過率とは何か、輝度と照度との関係性、透過率が低いとどう感じるか、使用状況と環境に合わせた明るさで使うことの重要さなどについてまとめて説明していきます。液晶やバックライトの寿命がきたときのサインと対処法も紹介するので、ご覧ください。

タッチパネルが暗い原因と
解決法を見る

タッチパネルに傷がつきやすい

産業用タッチパネルにつく傷は、「日常的に予測できる範囲の傷」や「不用意な取り扱いやいたずらなどでつけられた傷」に分けられます。耐傷性に弱いタッチパネルを選ぶと、タッチ位置を検出できなくなったり、反応しなくなったりするでしょう。

ここでは、タッチパネルを傷つけるさまざまな原因や、耐傷性の高いタッチパネルの特徴について解説していきます。

タッチパネルに傷がつきやすい場合の
原因と解決法を見る

タッチパネルの反応が悪い

産業用タッチパネルの反応が悪いときは、「操作方法が間違っている」、「指などが汚れていたり乾燥していたりする」、「保護フィルムが邪魔をしている」などの可能性があります。もし「コントローラ基盤が故障している」場合はメーカーに相談しなければいけません。

ここでは、タッチパネルの反応が悪い原因や、反応がよく滑らかな操作ができるタッチパネルの特徴について解説していきます。

タッチパネルの反応が悪い場合の
原因と解決法を見る

タッチパネルのタッチ位置がずれる

産業用タッチパネルを使っていると、実際に触った場所と違う部分が反応することがあるでしょう。位置がずれるときは、さまざまなノイズが操作の邪魔をしている恐れがあります。

ここでは、タッチパネルのタッチ位置がずれる原因や、位置ずれを解消する方法について解説していきます。位置ずれを直すキャリブレーション・補正や、メーカーに問い合わせる際の注意点も合わせてご覧ください。

タッチパネルのタッチ位置がずれる
原因と解決法を見る

過酷な環境でタッチパネルを使う必要がある

産業用タッチパネルは、さまざまな環境で使用されます。雪の中や炎天下、工場などの作業現場で使用されるタッチパネルには、耐環境性や耐候性が必要です。環境に適したタッチパネルを利用しなければ、タッチパネルが機能しなくなってしまいます。

ここでは、タッチパネルにとって過酷な環境について紹介し、耐環境性や耐候性に強いタッチパネル製品の特徴を解説します。

屋外など過酷な環境でタッチパネルを
使用する場合の対処法を見る

タッチパネルの画面がつかない

産業用タッチパネルの画面がつかないときは、「電源が完全には接続されていない」、「ケーブルの接続が不十分である」、「端子の汚れや酸化が影響している」などの可能性が考えられます。もし「内部コンポーネントが故障している」場合は、専門のサポートを求める必要があります。

ここでは、画面がつかない主な原因と、それらに対する具体的な対処法を詳しく解説していきます。

タッチパネルの画面がつかない
場合の対処法を見る

タッチパネルの電源がつかない

産業用タッチパネルは、さまざまな原因で電源が入らないことがあります。誤った接続や内部のコンポーネントの故障、過度の電圧変動など、工場やオフィスのような使用環境によっても影響を受けることがあります。電源が入らないときに必要な対策は、タッチパネルの種類や設置環境によって異なります。

ここでは、電源が入らない産業用タッチパネルの一般的な原因を説明し、それを解決するための対処法について詳しく解説します。

タッチパネルの電源がつかない
場合の対処法を見る

タッチパネルの画像がゆがむ

産業用タッチパネルの画像がゆがむのは、「解像度設定の誤り」や「グラフィックドライバの互換性問題」に分けられます。解像度が適切でないと、画像が伸びたり縮んだりして正しく表示されなくなるでしょう。ここでは、タッチパネルの画像がゆがむさまざまな原因や、正確な表示が可能なタッチパネルの設定方法について解説していきます。

タッチパネルの画像がゆがむ
場合の対処法を見る

総合力で選ぶ
産業用タッチパネルメーカー3
製造・建設などの現場向け
ディ・エム・シー
ディ・エム・シー
引用元URL:株式会社ディ・エム・シー公式サイト(https://www.dush.co.jp/product/touchscreen/)
特徴

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。

たとえば
  • 工場FA機器
  • 重機
  • 屋外標識
  • 倉庫用ロボット
  • など

アミューズメント・広告向け
グンゼ
グンゼ
引用元:グンゼ株式会社公式サイト(https://www.gunze.co.jp/denzai/)
特徴

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。

たとえば
  • サイネージ
  • フロアガイド
  • アーケードゲーム

など

医療・食品産業向け
FCLコンポーネント
FCLコンポーネント(旧富士通コンポーネント)株式会社
引用元:公式サイト(https://www.fcl.fujitsu.com/products/touch-panels/)
特徴

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現

たとえば
  • 検査機器
  • 臨床現場
  • 美容成形

など

【選定条件】
2023年1月20日時点で「産業用 タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー:耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ:最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント:抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。