スマートフォンやモバイル端末、IoT機器といった情報通信技術を搭載した電子機器は日常的に普及しており、専門業界だけでなく身近な家電などにも積極的に採用されています。このページでは、情報通信機器におけるタッチパネルの活用についてまとめました。
情報通信機器
スマートフォン
スマートフォンは一般のユーザーにとって最も身近な情報通信機器の1つであり、タッチパネルの使用が前提になっているデジタル機器でもあります。
かつての携帯電話のような物理ボタンを排除し、本体前面をデジタルスクリーン化することで情報の表示量を増やしつつ、タッチパネルと指によって様々な操作を直観的に行うことが可能です。
なお、スマートフォンと同種の製品として画面サイズを大きくしたスマートタブレットも様々なシーンで利用されています。
液晶一体型タッチパネルPC
液晶一体型タッチパネルPCは、パソコンとしての機能とスマートデバイスとしての機能を両方搭載している情報通信機器です。イメージとしては物理キーボードを排除し、タッチパネル機能を備えた大型液晶画面へユーザーが直接に触れることで文字入力やアプリの起動といった各種動作を実現します。
液晶一体型タッチパネルPCは商業施設や医療機関、公共交通機関など社会の様々な場所で利用者の属性やニーズに合わせて利用されており、商業店舗のPOS端末やクリニックの受付端末、交通機関の自動精算機などが例として挙げられます。
Wi-Fi対応プリンター
Wi-Fi対応プリンターはパソコンやスマートフォンとWi-Fi通信によって接続し、オンラインでデータをやりとりして書類を印刷したり、スキャニング機能で読み込んだ書類データをタッチパネル操作でパソコンへ送信したりできる製品です。
Wi-Fi対応はさらに自宅やオフィスのWi-Fi環境を利用してインターネットへ接続し、パソコンを起動させずにシステムのアップデートやバージョンアップを実行したり、メモリカードとタッチパネル操作だけで必要なデータを出力したりすることも可能です。
スマート家電
スマート家電は一般にIoT機器やIoT家電とも呼ばれ、スマートフォンやスマートタブレットとオンラインで機能連携できる家電となります。
例えば冷蔵庫の中身をスマホの画面に表示させたり、夏場や冬場に自宅へ着く前に家の外からエアコンを作動させたりと、色々な使い方や活用法が考えられます。
スマート家電にはスマホと同じ感覚で使えるタッチパネルを搭載している製品も少なくありません。
そのほか
スマートデバイスやスマート家電といった幅広いニーズに向けたタッチパネル搭載の情報通信機器の他にも、個人のユーザーがプライベートで利用するようなタッチパネル製品は色々と展開されています。例えば旅先や日常で撮影したカメラ画像を液晶へ表示させるデジタルフォトレームでも、Wi-Fi機能やタッチパネルを搭載したモデルが販売されており、見たい写真を直観的に選んだりデバイスから自動転送したりといった自由な使い方が可能です。
産業用タッチパネルメーカー3社

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。
- 工場FA機器
- 重機
- 屋外標識
- 倉庫用ロボット
など

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。
- サイネージ
- フロアガイド
- アーケードゲーム
など

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現。
- 検査機器
- 臨床現場
- 美容成形
など
2023年1月20日時点で「産業用 タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー:耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ:最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント:抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。