産業用タッチパネルを製造しているメーカー「日本航空電子株式会社」を紹介します。対応している製造方式や製品ラインアップ、サポート体制などの基本情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
日本航空電子工業のタッチパネルの特長
車載向けタッチパネルを量産化
日本航空電子工業は、2012年に車載向け静電容量タッチパネルの量産化を開始した、タッチパネルの実績豊富なメーカーです。自動車などの車載向けをはじめ、医療や産業機器で課題になるノイズや高温高湿といった過酷な環境において安定した動作を実現。手袋をしたままの入力や水滴等による誤作動防止など、高いセンシング技術を持っています。
日本航空電子工業の対応方式
- 静電容量方式
日本航空電子工業の製品ラインアップ
日本航空電子工業が生産する静電タッチパネルの基本構成は、センサ(ガラス・フィルムそれぞれのタイプあり)に、オーバーレイカバーを貼り合わせた構造です。オーバーレイカバーでは指紋付着対策や外光反射抑制などへの対応や、アイコン照明、黒枠印刷等のデザインにも対応しています。
静電タッチパネル&オーバーレイ
方式名 | 静電容量方式 |
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提供タイプ | タッチパネルセンサ |
静電容量方式の車載用タッチパネルです。ITOガラスセンサとメタルメッシュセンサの2通りの製品があり、基材はガラスとフィルムになります。どちらも独自の貼合技術で、重量のあるガラスや曲面形状でも高い貼合信頼性を確保していることが特長です。
主な特長
- 全面ITOによる透明化
- 高感度剛性確保
- 高い屈曲性・薄型・軽量
求める環境や条件に対して、よりすぐれた耐性や特性を備えた「品質」
求める条件に対して、より適切なカスタマイズやチューニングができる柔軟なカスタマイズやサポートといった「対応力」
求められる特性や起こりうる不具合を熟知した「実績」
これらの「総合力」を備えているメーカー選びが自社商品の優位性を高めることにつながります。
日本航空電子工業株式会社とは
3つの事業をグローバルに展開
産業用タッチパネルの製造を行う日本航空電子工業株式会社。創業以来、タッチ入力技術に関連した「インターフェース・ソリューション事業」のほか、「航機事業」「コネクタ事業」などの3つの事業をグローバル展開しています。 車載用タッチパネル製品の取扱いが多く、静電容量方式が中心です。独自の革新的、創造性に富んだ高い技術・開発力を背景に、良品を生産し続けています。
日本航空電子工業のサポート
公式サイトに記載はありませんでした。
会社情報
会社名 | 日本航空電子工業株式会社 |
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所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-21-1 |
設立/創立年 | 1953年8月20日(昭和28年) |
事業内容 | コネクタ事業、インターフェース・ソリューション事業、航機事業 |
問合せ先 | ※問合せフォーム https://www.jae.com/contact/JAE/ |
公式サイト | https://www.jae.com/column/14-vehicle-touchpanel-manufacturer/ |
産業用タッチパネルメーカー3社

耐久性や環境適応性に優れ、工場や屋外使用でも安心。互換性も高く予算に合わせた開発提案が可能。
- 工場FA機器
- 重機
- 屋外標識
- 倉庫用ロボット
など

高機能フィルムの開発が得意で、これまで難しかったITOフィルムの大型化に成功。最大65インチ対応で様々な表現が可能に。
- サイネージ
- フロアガイド
- アーケードゲーム
など

抗菌・抗ウイルス機能付き機能や写像性を高めるニュークリアフィルムを開発し、衛生的で快適な操作性を実現。
- 検査機器
- 臨床現場
- 美容成形
など
2023年1月20日時点で「産業用 タッチパネルメーカー」でGoogle検索し100位までに公式サイトが表示されるメーカーのうち、産業用タッチパネル製造に関する情報が明確であるメーカー21社を紹介しています。
その中で、総合力に関する「品質」「対応力」「実績」に関する情報が明確に公式サイトに記載されているメーカーの中から業界ごとにおすすめできる特徴をもつ3社をピックアップ。
ディー・エム・シー:耐久性や環境対応性が高く、製造業や建設業などの過酷な環境下でも機能性を損なわない
グンゼ:最大65インチまで対応する大型パネルを生産しており、広告などの表現力が重要なシーンに適する
FCLコンポーネント:抗菌機能や写像性を高めるフィルムを開発し、衛生条件の厳しい医療や食品加工での使用向き。